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無知と無能。

大手不動産屋,大手不動産会社

代表者のつぶやき。

今回のテーマは
なぜ大手不動産仲介会社に優秀な人材が居ないのか。

 


①【新卒採用人数が多く教育が行き届いていないから】
採用人数よりも教育する側の人数の方が圧倒的に少ない。
沢山ある職業の中でも極めて難易度の高い不動産業において、適切な教育なしで優秀な人材は育たない。

 


②【大手の看板(知名度・認知度)で集客しているから】
いまだに大手=安心安全という認識があり、何も知らない一般のお客は必然的に大手に集まる。
自動的にお客の来る不動産会社の営業社員は努力や勉強を怠る。

 


③【大手の営業マンは集客に困らないから努力をしない】
努力をしなくても大手なのでお客は来てくれる。
しかし実態は勉強不足で無知だったり、ひと月前まで不動産業界とは無縁の職業からの転職者だったりする。
そんな無知な人が恐ろしいことに5,000万円の物件を紹介したり内見案内したりしている。
そしてそれでもお客は集まるから契約が取れてしまう。
それを自分の実力だと勘違いしている者が多数いる。

 


④【契約が取れなくても改善も反省もしない】
なぜならまた別のお客が来てくれるから。
そして無知のままでも大手のブランドで契約は取れてしまうから。
改善しなくても、反省しなくても、努力しなくても、勉強しなくても
大手に勤務する限りお客は来てくれるから契約は取れる。
そして無知のまま中堅ポジションへと昇格し、自分は優秀だと勘違いをしたままの管理職が生まれる。

 


⑤【無知無能な管理職が増える】
①~④の様な環境で育ってくると当然の様に無知な管理職。無能な管理職が出来上がる。
つまり自分を管理していた人がそもそも無知な管理職だった。
その下で育った自分ももちろん無知な管理職になってしまう。
そんな管理職が①の新人教育をしているのが実態である。

 


⑥【永久に続く無知の無限ループ】
無知な管理職が新人教育をし、その新人がこの職場環境で働き続ける。
無知な上司や、適切な指導を受けていない同僚と共に。
そしてやがて管理職へ。
優秀な人材が育つはずがないし、居るはずもない。
なぜなら本当に優秀ならばこの劣悪環境に気付き早々に退職する。
そして起業し成功者となるでしょう。
つまりそこに残り働き続けているのは無知無能な人材ばかりとなる。

 


これが大手に優秀な人材が居ない理由です。

 


※もちろん例外もありますし努力や勉強をしている優秀な方々も居ます。

※大手勤務中の方や大手勤務経験者、大手勤務からの転職者、大手勤務からの転職希望者、同業界他社の方から聞いた話を元に本記事を書いています。

 


◆追記◆
当社へも過去に大手勤務経験者が数名面接に来たことがあります。

業界経験4年の者、業界経験8年の元管理職者、業界経験13年の元管理職者
しかし一人も当社の採用基準に届いてはいませんでした。

身だしなみが整っていない。コミュニケーション能力が低い。歩き方が悪い。姿勢が悪い。理解が遅い。宅建業の知識がない。物事を的確に伝える能力がない。お客様目線になれない。経験不足。勉強不足。大手出身者特有の怠慢。自己評価が高い。大手出身者特有の横柄な態度。

大手で働いていたから「こんな小さな会社なら即採用されるだろう」と思っていたのでしょう。

いわゆる井の中の蛙でした。