どんな人が団信に入れない?
(1)団信の審査基準とは?
団信の審査は、契約者の健康告知をもとに進められます。
・所定の期間内に、医師の指示や指導などによる投薬を受けた
・所定の期間内に、所定の病気による手術を受けた
・所定の病気により、一定期間以上医師の治療や投薬を受けた
・手足の欠損や機能障害、背骨・視力・聴力・言語・咀嚼等の各機能障害がある
団信の詳細な審査基準は保険会社によって異なりますが、おおむね上記に該当すると団信への加入審査に影響があります。
告知が必要な病気は告知書に具体的な記載がありますが、主なものとしては心臓・脳・胃腸・肝臓・腎臓など内臓の病気のほか、がんや呼吸器疾患、婦人科系の疾病、免疫疾患などがあります。また、近年では精神疾患に対する審査も厳しくなってきています。
ただし、告知後の審査結果は保険会社ごとの基準や現在の健康状態によって差があります。同じ告知内容でも、保険会社によって審査に通過できるところもあれば、審査に落ちてしまうところもあります。
(2)告知について、告知義務違反のリスク
告知が必要な病歴に該当する際は、入院や手術など詳細な内容を告知しなければなりません。告知内容は自身の健康状態を正直に申告する必要があり、その内容に応じた審査が行われます。
事実とは異なる告知をしてしまうと、告知義務違反としてせっかく審査に通過した団信の契約が解除されてしまう恐れもあります。もちろん、団信の契約が解除されてしまうことによって住宅ローンの契約も不可能になってしまいます。
仮に、すでに住宅ローンの契約が済んでしまっているケースでは、残債の一括返済を求められることもあり、それによってマイホームを手放さなければならないリスクも生じます
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