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住宅ローン控除とは?(*´Д`)

住宅ローン控除(減税)とは?

 

正しくは「住宅借入金等特別控除」と呼ばれる制度のことです。

マイホームをローンで購入した場合において、一定の割合に相当する金額が所得税から控除される制度のことをいいます。

住宅ローン控除を利用することで住宅を購入する際の【経済的な負担を軽減】することができます。

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住宅ローン控除(減税)の概要

 

「控除」とは本来納めるべき税金から差し引かれることを意味し「減税」と同じ様な意味になります。

住宅ローン控除は、一定の要件を満たす新築や中古のマイホームを購入する際や、住居の改築などをする際に、一定期間ローン残高に応じた金額が所得税から差し引かれ、還付される制度です。

そのため控除を受けるためには【確定申告】が必要になります。

  

●ここがPOINT!!

「社会保険料控除」や「生命保険控除」のような【所得控除】とは異なり、住宅ローン控除では、あらかじめ計算された所得税から税金が差し引かれ、納めた分の税金が後から戻ってきます。

所得税で控除しきれなかった分に関しては【住民税】から控除されます。

  

●豆知識

住宅ローン控除の歴史は長く、最初は【住宅購入金額の一部を減税】するというものでした。

しかし、1978年に住宅ローン控除となり【住宅ローンの金額が減税の算出基準】となりました。

住宅税制の制度変更などにより、制度の内容も都度変わっているため、最新制度についてあらかじめ調べておく必要がありますね。

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最新制度の概要

 

現在の住宅ローン控除制度は、令和3年12月末までの居住開始から10年間の適用となります。

 

●ここがPOINT!

消費税率10%が適用される住宅の取得をして、令和元年10月1日から令和2年12月31日までの間に入居した場合には【控除期間が3年間延長】されます。

 

各年の控除限度額は40万円で、認定長期優良住宅等の場合は最大50万円が上限額として設定されています。

 

●ここもPOINT!

(例)一般住宅(長期優良住宅等ではない)を購入し、年末時点で住宅ローンの残高が4000万円あるとします。

この場合ローン返済期間が10年以上あることを条件に、40万円の税額控除となります。

しかし、もし納めている所得税額が仮に35万円とし、40万円に満たない場合は差額分の5万円が【住民税より控除】されることになります。

 

●豆知識

制度の主な項目としては、①【一般住宅】、②【認定住宅(長期優良住宅、低炭素住宅)】、③【バリアフリー改修促進税制】、④【省エネ改修促進税制】、⑤【三世代同居対応改修税制】、⑥【耐久性向上改修税制】の6つとなっており、それぞれの項目において条件を満たした場合にのみ、住宅ローン控除制度を受けることができます。